2020.08.12 うるわしスタッフ
 
うるわし前の琉球あさがおキレイです







コラム 2015.1 工房長 山瀬 晋吾
 
市民工房うるわし10周年


  新しい未年明けましておめでとうございます。
  
  市民工房うるわしにとって、本年は創立10周年を迎えます。この10年間、来館された方は1,201,798名もあり、1日平均368名となります。
これだけ多くの来館者があったということは、白山市民の創作と発表の場として、立派にその役割を果たしてきた証であると言えるでしょう。

  一月は「松任芽」と珍重される福寿草を皮切りに、白山市書道協会の「白山新春展」、そして白山市の子どもたちが市長さんや教育長さんとともに書初めを行い、その作品を展示する「席書展」など、日本のお正月行事にふさわしい賑わいから始まります。

  年間122を越す教室が継続されていて、年を追うごとに受講生皆さんの腕が上達し、定期的に開かれる展覧会だけでも40を数えます。

  わが国では江戸時代、教養があって高潔な人格者を表す技芸として「琴・棋・書・画」の四芸が尊重されました。龍安寺の襖絵に四芸をたしなむ人物が描かれているのを拝見したとき、「ああ、うるわし工房には偶然に四つとも備わっているな」と思いました。

  退職されてさて、何をしようか迷われる方だけではなく、若者たちもこぞって来館されることを歓迎いたします。

平成二十七年 一月四日
白山市民工房うるわし工房長 山瀬 晋吾